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長くレントゲン技師を務めるかたわら、自らの美意識に導かれるままに描かれた野の草花の水彩スケッチ、木から削り出した匙やかんざし、手びねりの土人形など、人柄がにじむ素朴な作品で「セツローさん」の愛称で親しまれた小野節郎さんは、すぐれた書き手でもあった。本書には生前に残した私家版の随筆集2冊から19篇を収録、滋味深く時にユーモラスな語り口で描かれる昔日の光景、家族のこと、日々のできごと。スケッチや造形作品も合わせて収録しました。巻末には子息である陶芸家の小野哲平氏がエッセイを寄稿。
目次
今治駅のシグナル
月夜茸はうまかった
僕の車は菊の紋がついている
饅頭は害虫
味噌なめ地蔵
鯰
鮒めし
真紅の石
空を飛んだ!
引っ越し
澄子叔母
縁
機雷
水葬
「これは団子です」
鮎
漆
三人の叔父と祖父
倉
信陽堂の本はこんな想いでつくられています
背中をそっと温める手のぬくもり 遠くからあなたを見守る眼差し
いつもはげましてくれる友だちの言葉
小さな声でしか伝えられないこと
本とは
人のいとなみからあふれた何ごとかを
はこぶための器
印刷は藤原印刷さん、表紙の文字と枠線は日光堂さんによる活版印刷、製本は東京美術紙工協業組合のお仕事です。
1929年岡山県生まれ。愛媛県松山市で長くレントゲン技師を務めるかたわら、油彩を描く。のちに自らの美意識に導かれるままに野の草花を描き、木から匙やかんざしを削り出し、手びねりで愛らしい土人形を作った。晩年は「セツローさん」の愛称で親しまれ、幅広い世代のファンに恵まれる。陶芸家である長男・小野哲平氏、布作家の早川ユミ氏(哲平氏の妻)と全国各地で二人展、三人展を開催した。2017年没。
著書に『セツローさんのスケッチブック』(ラトルズ)、『セツローのものつくり』(アノニマ・スタジオ)がある。
ショップスタッフからのメッセージ
ドラマチックなストーリーも人生を導く金言もありませんが、誰にもきっと訪れるであろう、人生の忘れがたい一瞬がみずみずしく書き留められています。
タイトル セツローさんの随筆
出版社 信陽堂
紙書籍
著者 小野節郎
本のフォーマット 単行本
出版社名(カナ) シンヨウドウ
ISBN 13 9784910387055
<本について>
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