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こんにちは!店長の今野です。
九州北部豪雨から5年経ち
なるかわさんが直接現地に行かれて
感じたことなどから絵本が出来上がりました。
私自身も宮城県石巻市に震災のボランティアで来て、移住し感じたことがたくさんあり重なる部分がありました。
また母の実家は熊本の人吉でひどい豪雨被害を受けたところというのもあり、九州に想いを寄せています。
自然災害が激甚化し、これからもどの地域にも起こりうることだと思いますが、どう受け止め乗り越えていくのか、希望を持って進んでいくのか、そんなヒントにもなる気がします。
くまさんの優しさ、かきのみのやりたいことをやる希望を忘れないそしてそれぞれが自分の場所で花を咲かせるいろいろな部分でこころ温まり勇気をもらえる一冊です。
なるかわしんごさんのメッセージ
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災害を無かったことできない。
今のこの気持ちを無かったことにできない。
現地の様子やその現地にいる(いた)人の気持ちを思うと
とてもじゃないけど背負いきれないと思った。
僕は、ただただ現地の人たちと語り合えることが嬉しかった。
そして罪悪感が芽生えるほど、どうしようもなく楽しかった。
それを素直に喜んでいいだろうかと。
うしろめたさも一緒くたになっていた。
そして、慮って共感したフリをするのではなくて、
ありのまま感じたものを。
どうにもできぬ、
どうにもならぬこと。
言葉にはできないこと、
霧中のような気持ちを
一番正直で、
素直で温かいところで抱きしめる。
そんなような感覚で
描いていたと思う。
ずっと願って描いた。
というよりも
絵本に描かされたという
表現がしっくりくる。
最後はただ写しているような感覚。
現地へ行って「力になりたい」と強く思った。
そうさせたのは、出会う人の言葉や態度。
帰ってきてからも、筆を動かしている時も
ずっとみんなが笑って見守っているような気がした。
いろんな力(はたらき)で物語が紡がれていきました。
揃った感じ。結局描き始めて、完成までは異常な速さでした。
災害を経て生まれたもの、授かったもの。物語というもの。
災害によって、出会いが生まれ、未来が創られていく。授かっていくという表現でしょうか。
僕らのそういったエネルギーを、喜びを分かつもの。
物語にはそういう力があるのです。たくましいクマのような。
物語は魂で、未来へと漕いでくれるもの。
僕はその人たちや見えないものを感じ取って、ただただ編んでいく。
僕はそういう態度を貫きたい。
さく・え:なるかわしんご
発行 :平榎の郷守り会
発行日 :2022年3月11日
著者
なるかわしんご
1989年〜:三重県四日市出身
※現名古屋市在住
2015年〜:中川創作えほん教室所属
※師:中川たか子と出会う。
名古屋デザイナー学院 非常勤講師
※絵本コース
※2019年3月まで
東海若手起業塾(8期)
2016年〜:子はたからプロジェクト開始
2017年〜:特定非営利活動法人
ひだまりの丘 理事就任
2019年〜2020:東海学園大学ゲスト講師
2021:ナゴヤわくわくプレゼント事業
メインビジュアル
商業イラストや絵本制作、
親子向けワークショップなどを中心に
活動しています。
自分の人生より長く残る物語や作品を創り、
子どもたちに届けていきたいです。
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